木製家具の選び方|長く心地よく使うために知っておきたいこと
木の家具には、空間を落ち着かせる力があります。
触れたときの温もりや時間とともに変化していく表情は、自然素材だからこそ味わえる魅力です。
その一方で、
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何を基準に選べばいいのか分からない
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見た目は似ているのに価格が違う
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長く使えるものを選びたい
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
使い始めた瞬間の嬉しさはもちろんですが、数年経っても「これを選んでよかった」と思えるかどうかが大切だと思います。
この記事では、家具を製作している立場から、長く安心して使える木製家具の見分け方をお伝えします。
見た目だけでは分からない部分が、使い心地を左右する
完成した家具は美しくとてもシンプルに見えます。
ですが実際には、外からは見えない多くの工夫や思いが詰め込まれています。
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どのように木と木を接合するか
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安全性に配慮された材料か
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手で触れたときの感触
このような要素はわかりにくい部分ですが、長く使う中で少しずつ違いとして表れます。
木製家具は、デザインだけでなく「どのように作られているか」にも目を向けてみることをおすすめします。
HYTNOSが家具づくりで大切にしていること
ここからは少しだけ、私たちの家具づくりについてお話しさせてください。
決して特別なことではありませんが、長く使っていただくために欠かせないと考えているポイントです。
■ 接合には「ホゾ組」を採用しています
HYTNOSでは、木と木を組み合わせて固定するホゾ組という方法を使っています。
これは昔から木工で用いられてきた技術で、構造そのものに強度を持たせることができます。
片方は凹字のように穴を掘り、もう片方は穴より0.2mm程度大きく凸字状に削り出してはめ込みます。

ビスで固定する方法は簡単で合理的ですが、強度が低いため、使い続ける中で緩みが出てしまうことがあります。
完成すると見えなくなる部分ですが、こうしたところに手間をかけることで、家具の安定感は大きく変わります。
普段あまり意識されない部分かもしれませんが、家具選びのひとつの視点として知っていただけたら嬉しいです。
■ 安心して使える材料を選んでいます
家具は生活空間の中で長い時間を共にするものです。
そのため、材料の安全性も大切にしています。
木質建材には
「F☆☆☆☆(フォースター)」
という等級があります。
これはホルムアルデヒドの放散量が非常に少ないことを示す、日本の基準の中でも最上位の安全等級です。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の一因とされる物質のため、室内で使う家具では気にしておきたいポイントです。
HYTNOSでは、この基準を満たした材料を使用し、塗料についても安全性の高いものを選んでいます。
普段はあまり目に触れない部分ですが、毎日触れる家具だからこそ、安心できるものを選びたいと考えています。
■ 触れたときのやさしさを大切にしています
家具は「見るもの」であると同時に、触れるものでもあります。
HYTNOSではすべての家具の角に面取りを施しています。
角を少し削り、斜めに角を落としたり丸みを持たせる加工です。

見た目に大きな違いはありませんが、
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手が触れたときにやわらかく感じる
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身体が当たった際のストレスが少ない
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空間の印象が穏やかになる
といった良さがあります。
こうした小さな心地よさの積み重ねが、暮らしの快適さにつながると考えています。
■ 長く使うことを前提に設計しています
オンラインで家具をお届けしているため、遠方の方や大きな家具は気軽にメンテナンスをお受けすることが難しい物です。
だからこそ最初から、できるだけ安心して使い続けられる構造を大切にしています。
流行に強く寄せすぎず、時間が経っても違和感のないシンプルで優しい佇まいにすること。
それもまた、長く使える家具の条件だと思っています。
家具選びに迷ったときは
もし迷ったら、次の点を少しだけ意識してみてください。
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見えない部分まで配慮されているか
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安全性に問題はないか
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使ったとき、触れたときの感覚が想像できるか
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長く使うことが考えられているか
こうした視点で選ぶと、使うほどに愛着の湧く家具に出会いやすくなります。
HYTNOSの木製家具
私たちは、派手さよりも「日々の使い心地」を大切にしながら家具を製作しています。
もし木製家具を探しているなら、選択肢のひとつとしてご覧いただけたら嬉しいです。

おわりに
家具は、毎日の暮らしの中で静かに寄り添う存在です。
だからこそ、使い続けたときの心地よさを想像しながら選んでみてください。
その視点が、これからの時間を少し豊かにしてくれるはずです。




